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心理学トピックス 4
恐怖の坂道
「下り坂なのにアクセルを踏む」そんな人がいるとすれば、よほどのスピード狂か、あるいは自殺願望者にちがいないと思ってしまいますよね。ところがどっこい、起伏の多い道路を走行中、無意識のうちに皆さんも経験していることが多いのです。そんなバカなって?
下り坂を走行中、少し先に上り坂が見えたとき、ドライバーは"加速してあの坂を登ろう"とアクセルを踏みます。しかし実際には、上り坂に見えていたところは下り坂で、おまけに加速されているとくれば、事故の原因になって当然ともいえるでしょう。このような現象が一種の錯視として生じているのです。
では、このような錯視はどのような道路で起こるのでしょうか?
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左の図を見てください。
このように傾斜の角度が違う下り坂が続いた道で、錯視は起こります。つまり、ゆるい傾斜を急な傾斜の坂道から見下ろすと、ゆるい傾斜は上り坂のように見えてしまうのです。
これは、常に自分を中心として周りを見てしまう人間の特質が作用して起こる現象なのです。急な斜面にいる自分の位置や重力感を基準に考え、そこを平面と感じてしまうために、先に見える坂が上り坂に見えてしまうというわけです。 |
この現象は、案外身近に起こっているのです。今後、起伏の多い坂道を走行される時には、アクセルを踏む前にちょっと一息入れてみてください。大きな事故から逃れられるかもしれません。
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